20近い会員各団体全体の最高段位者で形成される審査委員会
財団法人の活動の柱として最も重要なものの三つ目が段位・資格の権威です。
小さな組織が単独で段位や資格を認定しても、その権威は正しく評価されません。
財団では、20近い参加会員団体の中から、教士、錬士の資格を持ち、かつ八段位、七段位の各師範で審査委員会を形成しています。
教士、錬士の資格は、かつて政府の外郭団体であった、大日本武徳会が授与したものです。武道における権威として、その審査委員会が認めた段位、資格は十分誇りが持てるものです。
財団の段位の規定は
厳しい
財団の段位規定は、形・組太刀・試し斬りの「居合の三要素」それぞれを修めなければならないとしています。
無外流宗家塩川寶祥の弟子であった、現在の宗家新名玉宗は指導を始めた30年前から「斬れる居合」を標榜し、形で行うようにして試し斬りができなければ、高段位の允許はされませんでした。
現在にいたるもそれを踏襲、立って抜き打ち横一文字で切れて初めて五段位、座って抜き打ち横一文字で切れて初めて六段位の、それぞれ受験資格を手に入れます。
この厳しい規定があるからこそ、財団会員団体の技量は守れます。そして、目標が高いからこそ、それを制覇した方たちに許される段位は権威を持つのです。
※GOALとは・・・一般財団法人の ミッション(存在意義)から見た、活動の柱です。